12月は受験生にとって最も忙しい時期です。
共通テストの追い込みをしつつ、二次試験対策も同時に進めなければなりません。
しかし、バランスを間違えると大きな失敗に繋がることも。
ここでは、具体例や現役東大生「すももん」の体験談を交えて、効率的な勉強法をぶっちゃけて解説します。
1. 共通テストが必要な受験生はどのような人か?
共通テストは国公立大学受験生には必須ですが、私立大学でも利用が広がっています。それぞれのケースについて具体例を挙げて解説します。
(1) 国公立大学受験生の場合
国公立大学では、共通テストの得点が合否を左右する重要な要素です。大学ごとに共通テストと二次試験の配点比率が異なります。
例
• 東京大学: 共通テストの配点は110点(総合550点中)で約20%を占めます。各科目でバランス良く得点することが重要です。
• 京都大学: 学部によって共通テストが総合点の40~50%を占める場合があり、高得点が鍵となります。
• 地方国公立大学(例: 広島大学、筑波大学): 共通テストの配点が総合点の半分以上を占める場合も多く、得点力が特に重要です。
(2) 私立大学受験生の場合
私立大学でも共通テストの利用が拡大しています。「共通テスト併願利用」や「共通テストプラス方式」を採用する大学が多く、受験生にとって大きな選択肢を提供しています。
例
• 早稲田大学(政治経済学部): 共通テスト利用方式で、個別試験を課さずに出願可能。
• 慶應義塾大学(理工学部): 共通テストを一部科目で利用する方式を導入。
• MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学など): 共通テスト利用方式で複数校に出願可能。
「私も現役時代、慶應義塾大学経済学部と早稲田大学政治経済学部を滑り止めとして受験しました。
共通テスト対策と並行して、それぞれの大学の過去問を5年分解き、出題形式に慣れていたことが合格に繋がりました。
周りでは共通テスト対策ばかりで私立大学の準備が不足し、不合格になるケースも見たので、バランスの重要性を強く実感しました。」
2. 私立受験生の二次試験対策はぶっちゃけするべき!
私立大学の個別試験対策は、共通テスト対策と同じくらい重要です。
ただし、注意が必要です。
私立大学の入試日程は、共通テストが終わった直後から始まるケースが多く、共通テストの結果に気を取られている間に時間がなくなってしまうことがあります。
そのため、事前にしっかりと個別試験対策を進めておくことが欠かせません。
「私立大学の試験対策では、必ず志望校の過去問演習を第一優先にしてください。
志望校ごとの問題傾向や出題形式に慣れることが合格の鍵です。
例えば、私が慶應義塾大学経済学部と早稲田大学政治経済学部を受験したときには、過去問を最低5年分解き込みました。これにより、各大学の出題形式に慣れ、本番でも焦らず対応することができました。
次に取り組むべきは、共通テストの過去問です。
過去問を通じて基礎力をインプットしつつ、それを志望校の問題にどう応用するかを意識して練習する癖をつけてください。
この『過去問→基礎力強化』のサイクルが非常に効果的です。
また、共通テストと私立試験の日程が近いため、共通テストでの疲れやプレッシャーを引きずらないことも大切です。そのため、計画的に共通テスト対策と私立の個別試験対策を並行して進めることをおすすめします。共通テストの後で焦らないよう、事前準備をしっかり整えましょう。」
具体的なアドバイス
• 共通テスト対策と並行して私立の過去問を進める
志望校の過去問は少なくとも5~10年分解き、形式や時間配分に慣れておく。
• 優先順位を明確にする
「志望校の過去問>共通テストの基礎演習」という順番を意識し、特に苦手科目は早めに克服する。
• 直前期は無理のないスケジュールを組む
共通テストが終わった後の負担を減らすため、12月中に私立対策をある程度仕上げておく。
私立大学を目指す受験生は、共通テストの準備と並行して個別試験の対策をしっかり進めることで、合格可能性を大きく引き上げることができます。共通テストだけに偏らず、バランスの良い学習計画を立てましょう!
3. 国公立受験生の二次試験対策は必ずするべき!
国公立大学を目指す受験生にとって、共通テストと二次試験の両方の対策を万全にしておくことは、合格への絶対条件です。
特に、共通テストは二次試験対策にも直接的に役立つ重要な試験です。現役東大生「すももん」の体験を基に、その理由を解説します。
共通テストの得点がメンタルに与える影響
「共通テストの結果が良いと、『自分はこの調子で二次試験も頑張れる!』とポジティブに捉えられます。
一方、共通テストで思うように得点が取れないと、それが尾を引いてしまい、二次試験の準備にも影響が出る人を何人も見てきました。
私自身も、現役時代は共通テストの結果を引きずった経験があります。ですから、共通テストをしっかり対策して、納得のいく結果を出すことは、二次試験への良いスタートダッシュになります。」
「共通テストは、ただ大学受験の第一関門というだけでなく、自分の基礎力がどれだけ身についているかを確認する絶好の機会でもあります。
私自身、共通テストの対策を通じて、二次試験対策に直結する多くの力を身につけました。
例えば、数学と理科では公式や基本的な解法を何度も確認することができました。
共通テストでは高度な応用問題は少ないものの、基本を確実に押さえることが求められます。
この『基本を徹底する』経験が、二次試験の複雑な問題に挑むための土台になりました。
英語では、長文読解力の養成に非常に役立ちました。
共通テストのリーディングは、文章量が多く短時間で情報を処理する能力が必要です。
この形式に慣れることで、東大のような記述式の長文問題にも自信を持って取り組むことができるようになりました。
また、社会科目は知識の最終確認として最適です。
日本史や地理の細かい知識を選択肢の中から素早く判断する訓練は、二次試験の論述で知識を的確に表現する力に繋がりました。
さらに、共通テストをしっかりと対策することは、試験本番の緊張感を体験する良い機会でもあります。
私は共通テストに向けて目標点を定め、模試や過去問を時間を測って解く練習を繰り返しました。この本番さながらの取り組みは、二次試験の直前期に自信を持つ助けにもなりました。」
4. 12月にやるべき勉強のバランスとは?
共通テストと二次試験対策のバランスを取ることが合格の鍵です。以下は具体的な勉強計画を立てる際のポイントです。
勉強計画を立てるポイント
• 週のスケジュールを決める: 週に何日を共通テスト対策、何日を二次試験対策に充てるか明確にする。
• 1日のタイムテーブルを作る: 午前中は共通テスト演習、午後は二次試験の過去問演習など、時間で区切る。
• 優先順位を決める: 苦手科目には多めに時間を割り、得意科目は演習量を減らす。
• 模試を有効活用する: 模試の結果を分析し、次の勉強内容に反映させる。
「12月は多忙な時期ですが、勉強のバランスを取ることが重要です。具体的なスケジュールを作ることで、効率よく学習を進めましょう!」
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まとめ
12月は受験生にとって最も重要な準備期間です。共通テストと二次試験の両方をバランス良く対策することで、志望校合格に近づきます。すももんのアドバイスを参考に、具体的な計画を立てて効率的に勉強を進めましょう!