こんにちは。東大寺子屋という塾で講師をしております、東大法学部のみーみーと申します。そろそろ新学期に入り、新学年の勉強についていけるか不安という方もいらっしゃるかと思います。
今回は勉強方法として「書くこと」が有効なのかについてお話しします。

勉強をする際、「読むだけ」や「聞くだけ」ではなかなか覚えられないことがあります。そんなときに有効なのが「書いて覚える」という方法です。手を動かして実際に書くことで、脳に強く印象を残し、記憶に定着しやすくなります。
本記事では、書いて覚える勉強法のメリットや効果的な実践方法、注意点について詳しく解説します。日々の学習に取り入れて、より効率的に知識を定着させましょう。
書いて覚える勉強法のメリット
記憶に定着しやすい
文字を書きながら学習することで、視覚・聴覚・運動感覚を同時に使い、情報が脳に残りやすくなります。「手を動かす」という行為が加わることで、単なる暗記よりも深い理解につながります。
私は中学生の頃、英語の定期テスト対策として書きながら記憶するようにしていました。授業で扱った問題がそのままテストに出る形式だったため、暗記してテストを受ければ満点を取ることができました。
ただ、英文の量が膨大だったので、漠然と教科書を見ているだけでは頭に入ってきませんでした。そこで、書きながら覚えることで、やっていることがきちんと身についているか確認するようにしていました。
集中力が向上する
書くことによって勉強に対する意識が高まり、集中力が向上します。スマホや動画を見るだけの勉強では気が散りがちですが、紙とペンを使って書くことで、学習に没頭しやすくなります。
最近の小学校・中学校ではタブレットなど電子機器を使った授業を行うことが多くなり、場合によっては板書すら取らずに先生がタブレットに書き込んだものを見ながら学習することもあるようです。
このような授業形態には確かにメリットもあると思いますが、先ほども述べたように、集中力が続かず漠然と板書を見ているだけになってしまう恐れがあります。何一つメモを取らずに内容を理解し定着できる人はごくわずかです。
理解が深まる
書きながら学ぶことで、頭の中で情報を整理しやすくなります。特に、数学の問題を解いたり、歴史の流れをノートにまとめたりすると、内容をより深く理解することができます。
ただ、「ノートを綺麗に作ろうとしすぎる」のは要注意です。あくまでも目的は学習内容を理解し定着させることであって、ノートを綺麗に作ることではありません。



綺麗なノートを作るのに時間をかけすぎてしまい、ノートが完成したのは良いものの復習する時間がなくなってしまった、では本末転倒です。
自分がもう一度復習するときに、内容を思い出せる程度に書いておけば十分です。
忘れにくくなる
書くことで、脳に「この情報は重要だ」と認識させることができ、記憶が長期間持続しやすくなります。「書く→思い出す→また書く」というプロセスを繰り返すことで、より確実に知識を定着させることができます。
効果的な実践方法
ノートを活用する
✅ まとめノートを作る 試験前に復習しやすいように、重要なポイントを簡潔にまとめたノートを作成しましょう。見やすく、わかりやすいレイアウトを意識すると、後で見返すときに役立ちます。
先ほども述べましたが、ノートのレイアウトにこだわりすぎるのはかえって学習効率を下げるので、ノート作りに時間をかけすぎるのはやめましょう。
✅ 授業中のノートを清書する 授業中に書いたノートを後で清書することで、内容の整理ができます。授業の復習にもなり、知識をより深く理解することができます。
白紙に書き出す
✅ 一度ノートを閉じて、覚えていることを書く 暗記科目では、ノートを見ずに白紙に書き出してみる方法が効果的です。自分がどこまで覚えているのかを確認でき、記憶の抜けている部分を補うことができます。
習ったことを一から再現するので負担は大きいですが、頭に負担をかける勉強ほど効果は高いので、確実に知識を定着させることができます。
また、このやり方では自分が覚えていなかったことがはっきりします。何となくのつながりで覚えていた数学の記述の流れも、自分で一から書いてみると理解できていなかったポイントに気づくことができます。
✅ 間違えた箇所を重点的に書く 何度も間違えた内容を意識的に書き出すことで、苦手な部分を克服しやすくなります。
重要なポイントを色分けする
✅ カラーペンを活用する 重要なキーワードや公式を色分けすることで、視覚的に記憶しやすくなります。ただし、使いすぎると逆にわかりにくくなるので、2〜3色程度に抑えましょう。
✅ マーカーで強調する 特に覚えたい部分はマーカーで強調すると、視覚的に認識しやすくなります。試験前の復習にも役立ちます。
書く量を調整する
✅ 何度も書きすぎない 「何回も書けば覚えられる」と思いがちですが、必要以上に書くのは時間がかかるため、非効率になることもあります。適度な回数に抑え、暗記が定着したら次の内容に進みましょう。
✅ 要点を絞って書く すべての情報をノートに書き写すのではなく、重要なポイントを絞って書くことが大切です。無駄を省き、効率よく学習しましょう。
声に出しながら書く
✅ 音読と組み合わせる 書くと同時に声に出して読むと、さらに記憶に残りやすくなります。特に英単語や歴史の年号を覚える際に効果的です。
✅ リズムをつけて覚える 語呂合わせやリズムをつけて書くことで、楽しく学習でき、記憶の定着が促されます。
書いて覚える勉強法の注意点
ひたすら書くだけにならないようにする
「書けば覚えられる」と思い込み、何度も同じことを繰り返し書いても、非効率な場合があります。ただ書くだけでなく、思い出しながら書くことが重要です。
私が担当していた生徒の中には、毎回ノートに単語をひたすら書いてくる子がいましたが、暗記の定着度としては不十分だったことがありました。理解・定着ではなく書くこと自体が目的になってしまってはいけません。
手が疲れないように工夫する
長時間書き続けると、手が疲れてしまい、逆に集中力が落ちてしまいます。適度に休憩を取りながら学習しましょう。
書く時間を決める
書いて覚える勉強法は効果的ですが、時間がかかることもあります。1日の学習時間の中で、「この時間は書いて覚える」と決めて取り組むと、バランスの良い勉強ができます。
まとめ
「書いて覚える勉強法」は、記憶の定着を助け、集中力を高める効果的な学習方法です。ただし、やみくもに書くだけではなく、効率的に実践することが重要です。
✅ ノートを活用して整理する ✅ 白紙に書き出して思い出す ✅ カラーペンを使って視覚的に覚える ✅ 声に出しながら書くとさらに効果的 ✅ 書きすぎに注意し、適度に休憩をとる
この方法を取り入れ、より効果的に学習を進めていきましょう!
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