はじめに:勉強が楽しくないのは“当たり前”?
「勉強ってつまらない」「やらなきゃいけないのは分かってるけど、やる気が出ない」――そう感じているあなた、それはごく普通のことです。
でも、もし“少しでも楽しい”と思えたら、勉強時間は増え、内容の理解も深まり、結果として成績もアップするという好循環が生まれます!
そこでこの記事では現役東大生ライターの「けんけん」が、「勉強を楽しくするには?」という悩みに向き合いながら、受験生から中高生、社会人まで使える具体的な工夫を5つご紹介します!勉強が苦痛に感じている方はぜひ参考にしてみてください。
自分で選べる“自由”を持つと勉強は変わる
勉強を楽しくする第一歩は、「やらされている」という感覚を減らすことです!
学校や塾では決められた内容をこなす必要がありますが、自宅での勉強まで“強制モード”にしてしまうと、気持ちがついていきません。
たとえば次のような「自分で選ぶポイント」を取り入れると、勉強への主体性が生まれます。
- 今日は「数学」か「英語」か、自分で選ぶ
- 単語帳とアプリ、どちらを使うか決めていい
- 問題集を“右から解く”など、順番を工夫してみる
小さなことであっても、“自分で決めている”という感覚がやる気につながり、気づけば勉強に前向きになっていることも!
ゲーム感覚で“勝ち”を積み重ねる
勉強をゲームのようにとらえることで、「もっとやりたい」「続けたい」という感情が引き出せます!
具体的には、次のような方法があります。
- 25分勉強→5分休憩を1セットにする「ポモドーロ・テクニック」
- タイマーで時間を区切り「タイムアタック」で問題を解く
- 自分の成績を“レベル”として管理(例:英単語テスト80点でLv.3)
また、アプリなどを活用すれば、勉強の達成度が目に見える形で記録され、達成感もアップ。
「今日の自分は何ポイント稼いだ?」という視点で勉強に取り組めば、自然と“もうちょっと頑張ろう”と思えるようになります。

推しや趣味を“勉強と結びつける”
勉強が楽しくなる最大の要因のひとつが、「自分の好きなもの」とつなげる工夫です!
たとえば、アイドル、ゲーム、アニメ、スポーツ…なんでもOKです。
- 推しの名前を英単語の例文に登場させる
- 推しの誕生日やエピソードを“年号”の覚え方にする
- 勉強BGMに好きなアーティストのインスト曲を使う
- 推しが頑張ってる姿を見て、「自分も頑張ろう」とスイッチを入れる
また、歴史なら「〇〇(推し)だったらどの時代に生まれてる?」「この戦いに出てたら…」など、妄想を絡めた勉強は記憶にも残りやすくなります。
「できた!」を感じる瞬間を増やす
勉強が“つまらない”と感じる原因のひとつに、「できない時間が長すぎる」ことがあります。
逆に、「あっ、わかった」「前より早く解けた」など、小さな成功体験が増えると、モチベーションは急上昇します・・・!
そこで意識したいのは、“ちょっと簡単な問題から始める”こと。
いきなり難問に挑むのではなく、ウォーミングアップとして基礎問題から解いて成功体験を重ねていくと、脳が「もっとやりたい」と思うようになります。
- 「昨日の復習」からスタート
- 「教科書の例題だけ解く日」をつくる
- 得意科目で“気持ちよく終わる”構成にする
「楽しさ=できることの積み重ね」なので、自分が成功できる場所から始めてみましょう。
友達や先生との“共有”で楽しさアップ
「誰かと一緒に勉強する」ことも、勉強が楽しくなる大きな要因です。
勉強は基本的に一人で行うものですが、誰かと共有したり、質問したり、励まし合ったりすることで、孤独感や不安が減ります。
- 勉強内容を友達にLINEで共有する
- 学校の先生や塾講師に進捗を報告する
- クイズを出し合ったり、問題を交換したりする
最近では、オンライン自習室やDiscordを使った勉強仲間のつながりも広がっています。
他人と関わることで、刺激を受けたり視野が広がったりと、学習そのものに対する関心も高まるでしょう。



楽しい勉強を“習慣化”するコツ
勉強が楽しく感じられるようになったとしても、それを継続できなければ成績アップにはつながりません。大切なのは、「一時的な楽しさ」ではなく、「楽しいからこそ毎日続けられる」状態をつくること。つまり、勉強を“習慣”として根づかせることがカギになります。
では、どうすれば勉強を無理なく習慣化できるのでしょうか?ここでは、心理学や習慣化の理論に基づいた具体的なコツを紹介します。
最初のハードルをとにかく下げる
人が習慣を続けられない最大の原因は、「最初の一歩が重すぎる」ことにあります。たとえば、「1日3時間勉強しよう」と決めても、毎日その時間を確保しようとするとハードルが高く、やる気が続きません。
そこでおすすめなのが、“始めるまでのハードルを極限まで下げる”こと。具体的には、「英単語1個だけ見る」「教科書を1ページだけ開く」「問題集を手に取る」など、笑ってしまうほど簡単な行動に設定してしまうのです。
実はこの「小さな行動」が非常に重要で、脳は「やり始めたら続けたくなる」という性質(作業興奮)を持っています。最初の1分でいいからやってみる。それだけで“今日も勉強できた”という成功体験になり、明日への継続意欲にもつながります。
ごほうびをセットにする
人間は「楽しいこと」を自然と続ける生き物です。ならば、勉強にも“ごほうび”を用意してあげればいいのです。
たとえば、以下のようなごほうびが効果的です。
- 30分集中できたら好きなYouTubeを10分見る
- 英単語50個覚えたらチョコをひとつ食べる
- 数学の問題集を1ページ終えたら、ゲームを15分プレイ
ポイントは、「努力の結果に対して、すぐにごほうびがある」こと。これを繰り返すことで、脳が「勉強=いいことが起きる」と覚えるようになります。
ただし、ごほうびが豪華すぎると続かないので、小さな楽しみを毎日の中にちりばめるのが理想です。
時間と場所を“固定”する
勉強の習慣を作るには、「毎日、同じ時間に」「同じ場所で」やるのが最も効果的です。これは「習慣のトリガー(きっかけ)」を脳にインプットするためです。
たとえば、「朝起きてすぐ机に向かう」「夜9時になったら問題集を開く」など、行動の前後に固定されたルールを設けると、自然とその時間になると体が動くようになります。
場所に関しても同様で、「この机=勉強する場所」「この椅子に座ったら集中モード」など、環境と行動がセットになることでスムーズに勉強を始められるようになります。
可能であれば、勉強専用の空間をつくるとさらに効果的です。
SNSや日記で“見える化”する
モチベーションを保ちやすくするために、「今日どれだけ勉強したか」「どんなことを学んだか」を記録するのもおすすめです。これは“見える化”によって自分の成長を感じられるようにするための工夫です。
具体的には、
- SNSで「今日の勉強内容」を投稿(#studygram など)
- アプリで勉強時間を記録(Studyplusなど)
- ノートに「できたこと」「次にやること」を書く
毎日続けることで、やった分だけ達成感が蓄積され、「ここまでやってきたんだから、今日もやろう」という継続の力になります。とくに受験期は“見えない努力”が多いため、視覚的に進捗を確認できる環境が強い支えになるはずです。
“楽しい”を日常に組み込むことが勉強成功のカギ
勉強が楽しくなると、やらなきゃいけないことが“やりたいこと”に変わっていきます。そこに「習慣」というスキルが加われば、努力は加速し、成績も自然とついてきます!
「自分は続かない性格だ」と思っている人こそ、最初のハードルをとにかく下げて、少しでも続けられたら自分を褒めてあげましょう。毎日の積み重ねが、未来の大きな成果につながります。
まとめ:勉強は“楽しくできるもの”に変えられる
最初から勉強が好きな人なんて、ほとんどいません。
でも、自分の工夫しだいで「楽しいかも」「やってよかった」と思える瞬間は、確実に増やせます。
今回ご紹介した5つの工夫――
- 自分で選ぶ自由を持つ
- ゲーム感覚で進める
- 推しや趣味とつなげる
- 小さな成功を積み重ねる
- 誰かと一緒に取り組む
どれかひとつからでも試してみてください。
勉強が「嫌なこと」から「ちょっと楽しいこと」へ変わった瞬間、あなたの伸びしろはぐっと広がるはずです!
また、「勉強=つらいもの」というイメージを変えたいあなたへ。
東大寺子屋では、東大生講師があなたの性格・目標・得意不得意に合わせて、勉強そのものを“楽しくする工夫”を提案します。
無理に詰め込むのではなく、「自分に合ったやり方で」「一緒に考えながら」成績を伸ばすサポートをしています。
もちろん、ただ楽しいだけではなく、本気で成績を上げるための計画と実行を大切にしています。
「一人じゃ続かない」「どうせ勉強って嫌いだし…」と思っている方こそ、ぜひ一度体験してみてください。
勉強への向き合い方がガラッと変わる、そんな第一歩を踏み出せる場所がここにあります!