こんにちは。東大寺子屋という塾に所属している「みーみー」と申します。今回は塾に行っているのに成績が上がらないことでお悩みの方・保護者様に向けて、成績を上げる方法をお伝えします。
塾に通う生徒が増える一方で、「塾に行っているのに成績が上がらない」と悩む声もよく耳にします。確かに、塾はプロの講師から指導を受けたり、仲間と切磋琢磨したりする良い環境ですが、それだけでは成績が思うように伸びない場合もあります。その原因は、多くの場合、塾以外の時間の使い方にあります。
この記事では、「塾に通っているのに成績が上がらない」原因を探りつつ、家や自習室での効果的な勉強方法について詳しく解説します。特に、「家庭学習の習慣化」と「勉強科目を30分~1時間ごとに切り替えるテクニック」を活用して、集中力を保ちながら成果を上げる方法をお伝えします。
なぜ塾に通っても成績が上がらないのか?
塾は成績アップを目指すための大切な場所ですが、それだけで成果を出すのは難しいこともあります。主な原因をいくつか挙げてみましょう。
塾の勉強時間は限られている
塾での授業時間は、週に数時間程度しかありません。この時間だけで全ての科目を網羅することは不可能です。また、塾の授業で理解した内容を自分で復習し、問題を解く練習をしないと、知識が定着しません。塾で教わるのは、あくまで勉強の「きっかけ」であり、その後の努力が成果を左右します。
家庭学習の重要性が見落とされている
塾に通うことで安心感を得て、家ではほとんど勉強しないケースも見られます。しかし、成績を上げるためには、家庭での自学自習が不可欠です。特に苦手な科目や塾で扱っていない範囲は、自分でカバーしなければなりません。
塾で教えてもらいながら勉強する時間よりも、自学自習している時間の方が圧倒的に長いので、その時間を有効活用できていないと、成績アップは望めません。
逆に言えば、自学自習の時間をうまく使えている人は成績も伸びますし、大人になってからの様々な勉強に対してもうまくアプローチすることができます。
勉強方法が非効率的
勉強の仕方が分からないまま塾に通っている場合、努力が結果に結びつかないことがあります。長時間机に向かっても、集中できずにダラダラと過ごしてしまったり、同じ科目を長時間続けて飽きてしまったりすると、学習効果が下がります。
同じ科目を3,4時間続けたとしても、飽きてきてスマホを見てしまったり、眠くなってしまったりする人がほとんどだと思います。私も大学の勉強をするときは適度に科目を変えるようにしています。
家庭学習を成功させるためのポイント
塾だけでは成績を上げることは難しいですが、家庭学習を組み合わせることで大きな成果を得られます。家庭学習を効果的に行うためのポイントを見ていきましょう。
家庭学習の習慣化
家庭学習を習慣化することが、成績を上げる第一歩です。以下の方法を参考に、日常生活に勉強時間を組み込みましょう。
- 毎日同じ時間に勉強する
決まった時間に勉強を始めると、体が自然とそのリズムに慣れます。例えば、夕食後や塾から帰宅した後など、生活の中で無理なく続けられる時間を選びましょう。 - 勉強場所を固定する
家の中で集中できる場所を見つけ、そこで毎日勉強する習慣をつけます。自宅で集中できない場合は、自習室や図書館を利用するのもおすすめです。 - スマホを遠ざける
勉強中にスマホを手元に置いておくと、通知やSNSが気になって集中力が途切れる原因になります。勉強中はスマホを別の部屋に置くか、通知をオフにしておきましょう。
勉強科目を30分~1時間ごとに切り替える
同じ科目を長時間勉強すると、集中力が持続しにくくなります。そのため、30分~1時間ごとに科目を切り替えるのがおすすめです。
科目を切り替えるメリット
- 集中力が続く
新しい科目に取り組むことで気分転換になり、集中力が維持されます。 - 複数の科目をバランスよく学べる
1日に複数の科目に触れることで、苦手科目を後回しにすることなく、全体的な学力を伸ばせます。 - 疲れにくい
一つの科目を長時間続けると、同じ部分の脳を使い続けるため疲れが溜まりやすくなります。科目を切り替えることで、脳をリフレッシュできます。
家庭学習の具体的な進め方
1日の勉強計画を立てる
家庭学習を効率よく進めるためには、計画を立てることが重要です。以下の手順で、無理のない計画を作りましょう。
- その日の目標を決める
例えば、「英語の単語を20個覚える」「数学の問題集を10問解く」といった具体的な目標を設定します。 - 優先順位をつける
テストが近い科目や苦手な分野を優先的に学習します。 - 科目ごとに時間を割り振る
30分~1時間ごとに科目を切り替えながら、1日の勉強時間を計画します。
短時間で集中するテクニック
短時間で集中するためには、環境や方法を工夫することが大切です。
- タイマーを使う
勉強の開始時にタイマーをセットし、「30分間だけ集中する」と決めると、時間内にやり遂げようという意識が働きます。 - 休憩を取る
30分~1時間ごとに5~10分の休憩を入れると、疲れをリセットして次の勉強に集中できます。 - 音楽やホワイトノイズを活用する
集中できる環境を作るために、カフェのようなホワイトノイズやBGMを活用するのも効果的です。
復習を重視する
勉強した内容を記憶に定着させるためには、復習が不可欠です。その日に塾や学校で学んだことを、家で復習する習慣をつけましょう。
塾や学校でやったことを十分に復習せず、講師に教えてもらったことに満足し、「やりっぱななし」で終わってしまうのは最悪のケースです。自分でできるようになっていないので、塾に行った時間、勉強していないのとほとんど同じです。
自習室や塾を活用した学習法
自宅では集中できない場合、自習室や塾の自習スペースを活用するのも効果的です。これにより、家庭学習の時間を確保しやすくなります。
自習室での学習ポイント
- 静かな環境で集中する
自習室は勉強に集中しやすい環境が整っています。家で気が散る場合におすすめです。特に家でまだ小さいお子さんのご兄弟がいらっしゃる場合は、大きな声や物音が出てしまうのは仕方ないことだと思いますので、学校や塾の自習室、図書館などで勉強する方が効率的だと思います。 - 他の生徒の存在を利用する
周りで勉強している人を見ると、「自分も頑張らないと」と自然にやる気が出てきます。しかし、周りが勉強しているところを見て焦ったり、逆にやる気が下がってしまうケースもあるため、それを感じてしまう場合は自分1人で勉強する方が効果的でしょう。
塾の自習スペースを活用する
多くの塾には自由に使える自習スペースがあります。塾の講師が近くにいる場合、分からない問題をすぐに質問できるのも大きなメリットです。
私の所属している東大寺子屋ではオンライン自習室・質問対応を行なっておりますので、自習スペースとして活用したい場合はぜひご入会ください!
塾+家庭学習で成績アップを目指そう
塾で成績が上がらないと悩んでいる人は、家庭学習の方法を見直すことが重要です。塾での学びを最大限に活かすためには、家や自習室で自分から勉強する習慣をつける必要があります。
特に、「30分~1時間ごとに科目を切り替える」方法を取り入れることで、集中力を維持しながら効率よく学習できます。忙しい中でも少しの工夫で勉強の質を高め、着実に成績アップを目指しましょう!
東大寺子屋で勉強計画を見直そう!
塾での成績が上がらないという方に向けて、東大寺子屋では現役東大生が2人で1人の生徒にアドバイスを行う「コーディネーター・プラン」を用意しております。
「独学で勉強計画の立て方がわからない」「スケジュールを立てても崩れてしまう」といった方におすすめです。
勉強計画の見直しから理想的なスケジュールの立て方まで、丁寧にサポートしていくので、東大寺子屋で一緒に成績アップを目指しましょう!